入り口 for somewhere
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2005年 01月 03日
「出走まで」はこちら
さて、ついに3時間エンデューロのスタート。 ゼッケン順スタートなので、なんとゼッケン#4の自分はフロントローからさっさと走り出せて嬉しい。しかし・・・なんと155チームも出走してたのね。。。。 後ろの方にいくと、イライラして暴走する人やら、巻き上がる泥んこで大変そう。。。。 さて、先は長いので、ゆっくりいくことにした。そもそも、荒れたままカチカチに凍った路面で転倒するのは危険だしな。フロントロー20台の中で、てきと~に10番手くらいから走り始める。前には例の「ロードやってます」少年。 ロード少年は結構飛ばす。う~む、ダイジョ~ブかぁ? それとなく観察しておいたが、ブーツもアルパインスターのED用ブーツの新品だし、あんまり走れないだろうと舐めていた、というのが正直なところ。しかし・・・なかなかやる。マシンコントロールがうまい。あけっぷりもいい。 一度、ポンと抜いて、前をちんたら走っていたら、すぐにまた抜き返された。だけど、なんだか無謀で危なっかしい。3周目に入るころには、路面も溶けてグチャグチャして来た。こうなってくると、ロード少年もいよいよ危ない。オレだって、実は・・・タイヤはハードタイヤを入れている(爆)変な転倒に巻き込まれるのは嫌なので、一気に抜くことにしたら・・・カチーン!と接触してしまった。ゴメン。。。。悪気はなかったのだが、そこそこ速いし、オレもタイヤが硬質路面用だったのでケツが思った以上に振れてしまった。ほんと、ゴメン(@@A その後30分ほどは快調。いや、むしろ、自分でオーバーペースかも?と思うようなペース。心の中で、上位10チーム前後を走っているだろうと思った。実際、後で通過順位リストを見て見ると、最初の30分は8-8-7-7-8-9位だった。 そうそう、今回、とっても嬉しいことがあった。それは、全日本用のトランスポンダーが使用されていたこと。ほっんと、去年の年忘れは非道かったものな。。。。 トランスポンダーで計測しているのはいいけれど、なにしろせっまいコースに150台以上のマシンをひしめき合わせていて(去年はなんと、210台プラス1時間クラスが途中まで混走だった気がする)、しかし、トランスポンダーの精度は低いらしく・・・計測場所は規制が激しく・・・計測本部前を通過するのに停まって延々渋滞を待たねばならない。ちゅ~か、別に渋滞を待つのはしかたないけれど、なぜか順番待ちをしていると蹴りや肘鉄をいれて割り込んでくるヤツがいる。なにしろ、ショ~ジキ者がバカを見る、というか、ショ~ジキに順番待ちをしていると割り込んでくるヤツらが多くて永遠に計測場所を通過できない。 あそこのコースの主催者は、去年、「走行中にコースロープを切ったり、杭を倒したりしたら直してから走ってください。オフィシャルがたくさんいますからしっかり見ています。直さないで走った人は一周減算します」なんて叫んでいたけれど、そんなところより、こっちの計測場所で割り込みする人をチェックしていて欲しかったYo! しかし、今回は全日本用のトランスポンダー! ふつ~に周回していけば、強力な八木アンテナがしっかりと周回チェックをとってくれる。ただ、全日本は広いコースに40台。今回のEDは狭いコースに155台。どうなるか?と不安はあったが普通に周回を重ねることができ、集計で渋滞が起こることもなく気持ちよく走れた^^ 主催者は、「今回使ってみてよければ全日本タイプのトランスポンダー導入を考えている」といっていましたが、是非お願いしたい。 で、今回に限らず、いつもリザルトは500円で販売だったが、今回も「全日本タイプのトランスポンダー導入資金のため」という理由で、リザルトは500円で販売された。結局、買ってしまったオレ。・・・ふつう、自分が出走するレースのリザルトなんて、無料で配られるよな。。。。事実上、エントリーフィー12000円の草レースだな。。。。 ああ、なんかついつい愚痴が多くなってしまうが・・・しかたない。今回のレース報告では、運営側に対する愚痴はまだまだ挿入される予定。 さて、30分を過ぎてくるとさすがにぐっちゃぐちゃのマディーになってきた。 あ”・・・考えて見たら、 オーバーヒートを懸念して、自分も少しペースを落とす。大体、バリバリの硬質路面用タイヤを入れてあるので、さすがにつらいものがある。なかなかマシンがまっすぐ走らない。ちょっと強引だが、坂を登れなくなってもがいているマシンは、そのすぐ脇をスピードに任せて駆け抜けさせてもらう。まあ、このエンデューロはほっんと走れない人もなにもかにもごったまぜのレースだからしょうがないよな。 でも、さすがに自分も疲れてヨロヨロしてきた。泥も重いし、首もメットにかぶった泥&リンパ節の腫れで据わらない。洟水はダラダラたらしながら走っていたが、さすがにノドはヒリヒリしてきた。第一、坂の2ヶ所はいよいよ上がれなくなるマシンで塞がれて来ている。ちょうど1時間くらいになるし、給油がてら休憩して、坂を埋め尽くしたマシンがどけられるのを待つことにする。 幸い、自分が給油にコースを出ようと流していると、「ちょうど1時間です」アナウンス。自分の感覚はくるっていない。ちょっと休憩してからコースに復帰すると、ちょ~ど立ち(寝?)往生していたマシンもほぼはけたところだった^^ ラッキー^^ ・・・って、また、すぐに立ち往生マシンが続出し始めるのだが・・・・ それにしても、今回のコースの泥はほんと粘土質で重くて仕方ないな。ゴーグルにベチュッと土塊が飛んでくると、その土塊の重みでゴーグルがずり落ちてくるほど重い。マシンやブーツにまとわりつく泥も全然取れずに膨れていく。どうにか泥を少しでも落とそうと、直線を走りながらブーツの踵をマシンにガンガン打ち付けてみたり、ギャップを超えるときに少しでも高く車体を浮かして、ドシ~ンと着地して見たりするのだが・・・ペースが落ちるばかりであまり効果は上がらなかった。 そして・・・1時間半ほどたったところで、ロールオフが切れてしまった。。。。 あ~、またまた学習能力のない俺。この間、12日の408のレースでやったばっかなのに。。。。ってか、おかしいな、新品を入れておいたはずなのに、なんでなくなるんだ? よくよく思い出して見たら、一旦新品を入れたけど、 「どうせ、大晦日のレースなんてドライコンディションになるに決まっている」 と思い、吝嗇な僕は使い古しのロールオフを入れなおしたんだった! 朝から新品を入れていると思っていたから、スペアのゴーグルはトランポに置きっぱなしにしていたし、ロールオフは惜しげもなくガンガン巻き取ってしまったYo! 仕方がないので、1.5時間過ぎたあたりからは視界を妨げ始めたロールオフの残骸は引きちぎり、なるべく他の車両の巻き上げる泥をかぶらないように注意しながら走るようにしはじめた。 そうこうしていたら・・・再び、坂を登れない車両が増えて、渋滞・順番待ち。って、別に計測場所でないし、レースなんだから順番待ちしなくてもいいのではないかなぁ?と少し考えていたら、スズキが一台、肘鉄をガシガシ入れながら、順番待ちをしているマシンを蹴散らしていく人が一人。ちょっと下品かも?と思ったけれど、自分も少し遠慮がちに続かせてもらうことに(^^)ゞ うん、だって、別に、計測場所ではないもの。 ・・・って、恥ずかしいことに、少しオーバーヒート気味だった自分のマシン。クラッチの切れが悪くなってきていた。ガシガシマシンをねじ込んでいる途中でエンスト(^^)ゞ まあ、とりあえず、隣の人に寄りかかり気味でエンジンをかけなおして前に出ると・・・さっき、強引に突っ込んでいっていたスズキの人はマーシャルに止められていた。 マーシャルが、2台ずつくらい、坂を上りきれたら行かせる、という手段をとっている。さすがに、その1周前の周回では、坂の斜面に転がっているマシンが多すぎて、転倒車を踏みながら走るような状況だったから、それくらいの規制をかけないと収拾はつなかなくなるだろうが・・・ってか、そういうことするのなら、一旦、赤旗中断でもしないといけないんじゃないのかなぁ? スズキの人は結構不貞腐れている。まあ、僕も様子をみていたら、来なさい指示が出て行かせてもらったが・・・・ しばらく行くと、とんでもないものがコースを走っている。 ブルドーザー。 そういや、ここのレースの主催者はこれをやるんだよな。レースの途中にレース続行のまま、ブルや散水車を走らせる。危なくてしょ~がない。これこそ、一旦、赤旗中断でコースからマシンを退去させてやらないといけないよな。。。。。 ブルにぶつかりそうになりながら、5周回ほど周回を重ねた。 でも、さすがに、ブルが入った後はかなり走りやすくなる^^ それでも坂が登れないマシンはいるが、コースを塞ぐほどではなくなってきた。 だが・・・それでもしばらく(スタートから1時間40分くらい)経つと、また坂を上れなくなるマシンが増えてくる。 自分も、一度、コースが完全に塞がれていたので、垂直に近いところをかけあがろうとしたら・・・滑ってエンスト。ガチョーン! ここから上がれるのか? とりあえず、降りてエンジンをかけ、マシンを押し上げようとしたら・・・・ キッズが突っ込んできて自分のマシンとハンドルが絡まってしまった。ガチョ~ン! とりあえず、キッズを先に上げないと、俺は上がれない。まずは自分のマシンは捨ててキッズを上げた。そして、自分はもう、どうしようもないので、マシンだけ上に放り上げようと考えた。だが・・・マシンを放り上げようと思っている先に、捨てられたセローがある。邪魔だなぁ。まあ、ガシャーンとなってもしかたあるまい。とりあえず、オレのKXだけを放り上げた。幸い、捨ててあったセローとはギリギリ接触せず。て、人間は・・・斜面を上れそうもないので、ちょっと脇から上へ(爆) そこで、エンジンを再始動して走り出そうとしたが・・・あうっ!エンジンかからないよ! しかも、なんかキックペダル変じゃない?! そういや、11月に、キックペダルの寿命がきた、ということで、ショップでキックペダルも注文しておいたが、まだ受け取っていない。。。。。 結構がんばったが、うまくかからず、ちょっと休もうかと思ったところに、ルーキーIAの少年マーシャルがやってきて、試してくれた。それでもなかなかかからない。ルーキーIAの少年も疲れ果てて、別のマーシャルにバトンタッチ(笑) そして・・・ウッホホホォ~イ!かかったYo! 大喜びでお礼をいって、走り出した・・・が・・・僕は大変なコトに気がついていた。 キックを留めているネジが緩んでいる。 やばいっ これで、キックを落としたら・・・・今後、エンストしたときにエンジンかけるの大変ジャン! 自分のパドックはコースから遠い。 でも、とりあえずは・・・と思い、また休憩がてら給油により、指でキックを留めているネジを締め締めする(爆) 残りは後1時間強。ここで、ゴーグルは捨てた。 さて、コースに復帰すると、僕の前にはちょっと初心者っぽい人が走っている。無理な場所で無理な追い越しをかけて接触しては悪いよな。。。。と後をゆっくりついて走っていたら、今度は変なCRが体当たりして来た。ってか、そいつ、朝から常に危険な走りというか、なんかオレが抜くと血相を変えて挑んでくるヤツ。なんか、全然見覚えがないやつなのだが、恨みでもあるかのような攻撃をしかけてくる。。。。謎だ。。。。 危険な人と意地を張り合ってもバカを見るだけだ、とそれまで遠慮していたが・・・今のオレにはゴーグルがない。そいつのケツについて走っては、眼鏡に泥がついて困っちまうのよん。抜かさせないようにしようとしたら・・・果敢にオレにタックルして来た。オイオイ それは、どうみても、道連れ転倒を考えているようにしか思えないようなタックル。思わず、転倒しつつ寄りかかってくるそいつを肘で跳ね除けてブレーキをかけたら・・・そいつはそのままオレの鼻面へバコーンとこけた。オレのフロントタイヤは、そいつのリヤタイヤとリヤフェンダーの間にぶっささり、結果、オレは転倒しなかったが立ち往生。やってくれるぜ、チクショー!そいつのゼッケンにちなんで、心の中で「3回4ね!」と叫んでおいた。 ってか、オレのフロントがぶっささっているので、まずはオレがどかないとそいつのCRが起き上がるわけもないのだが、転ぶなり、必死にマシンを起こしにかかるヤツ。あまりのバカさ加減にあきれてしまった。 「お~い、俺が先にどかないとおめぇ~のマシンが起きるわけないだろう?」 とたしなめたら、やっと我に返っていた。別にオレに恨みがあるとかではなくて、単にレースで頭に血が昇っているだけらしい。 まあ、俺の中では朝からチョロチョロ危険な意地っ張りをオレの鼻面でしてくれていて、かなりむかついていたので、リスタートするときには、ご褒美にそのマシンを踏んづけて来ておいた。一応、ヤツのCRには2周回の差をつけて勝てたので嬉しい。 さて、その後はキックが気になって仕方が無い。 直線で徐行しながら指で締め締めしたりもしたが、結局、残り15分のところでもう一度マシンを止め、指で締め締め。これであとはチェッカーまでキックペダルがどっかにいっちまうということはないでしょう!ラストスパート。後で、周回順位表をみると、きっちりとこのラストスパートで順位を2つ上げたのね^^ (でも、キックを締め締めし始めてからラストスパートをかけるまでに順位を6つ下げていたのは内緒である) そして、L1のサイン。 あとはもうゆっくり周回を重ねるのみ。エンデューロというと、このラストラップで無意味なバトルを繰り広げる輩がいるので、そういうのに巻き込まれないように気をつけるだけである。 テーブルトップのジャンプで抜いてからゴールしようかなぁ?と思ったら、 大体、エンデューロなんて、ほぼ同じ速さのやつと争いつづけていればまだしも、3時間も走れば周回数の差があんだから、L1で必死に抜いたって意味ないのにな。。。。 スズキはテーブルトップでオレを抜いていった。後は、あのスズキに続いて、俺も行くだけ、テーブルトップの次のギャップの着地で、あのヤマハを抜いてゴールしよう。^^ ギャップでヤマハが浮いた。そのすぐ脇をスズキが飛んで・・・あれはほとんど故意に近いものがあったな。。。なんであんだけ実力差があるのに、あんな風にマシンをひねって、空中で当てながら抜かなきゃならないのか?謎。ガキッ!と当たって、スズキはそのまま走り去る。と~ぜん、ヤマハは・・・ドガシャーン!と転倒。あ~、もしかして、あのスズキ、オレへの障害物を作って、俺に抜き返されないようにする魂胆だったのかな? 転倒したヤマハは、もろにオレのライン先に。オレも、そのギャップの着地でヤマハを抜こうと思っていたからもうよけられない。最初、そのままそいつを轢いていこうかとおもった。だが・・・そのままでは、オレのタイヤはヤツの首の上を通ることになりそう。ネックブレースもつけていないようだし、無防備な首の上を通ったらヤバイでしょう。 左はもうコースいっぱい。仕方がないので、空中でハンドルを切り、足でマシンを少しすくって右にラインをずらしたが・・・何しろ着地ざまに衝突するYo! フロントを浮かせて、とかバウンドして飛び越えて、というタイミングならいいが、どう考えてもこのままアクセルをあけたらば・・・オレも前転しちまいそう。 急ブレーキ! 転倒したヤマハの彼は、下半身をマシンの下敷きにされながら、背中をオレの方に向けていた。俺のフロントタイヤがヤツの腎臓のあたりにドカッ!と追突。かなりの衝撃があった。 転倒して、一旦停まっていた彼の身体が跳ね飛んで、グルリと半回転、仰向けになる。アッチャー! 「おーい!だいじょーぶかぁ?」 声をかけたが、返事がない。ただ、眼はこっちを見た。おそらく、強烈な衝撃で、息ができないのだろう。でも、これならダイジョ~ブそうだ。ただ・・・ここでオレがいなくなると、後続車がギャップを飛ぶ瞬間まで彼に気がつかず、そして飛んでしまった後、彼の身体の上に着地!なんてことになってしまうし・・・ちょっとこれだと担架が必要じゃない? まあ、どうせ、もうゴールは目前。どうせここで抜かれても順位が大して変わるわけでもないし、自分が壁になって彼を守ることにした。ただ・・・チェッカーは受けたい(爆) とりあえず、大声で写真をとっている人を呼び、マーシャルを集める、マーシャルがやってきたところで、冷たくおさらば。最後にヒョイヒョイと2コーナーを回ってゴール。ちらほらと雪もちらついてきた。 で、実はこの記事のトップに雪中レースの写真を載せたが、あれは午後のレース。あっという間に積もってしまったが、幸い、僕のレースは降り出したところでチェッカー。ラッキーだった。で、彼が踏み潰されないように、60秒前後停止して、4~5台に抜かれたが、やっぱり思った通り、最後の3ラップ、順位に変わりはなかった。そう、エンデューロのL1なんて、そんなもんよ。 心配だったので、すぐにヤハマの彼のもとに戻ってあげたかったが、そのままトランスポンダーの回収ラインに誘導されて、どんな様子だったのかは分からなくなった。まあ、救急車も来ていなかったようだし、ダイジョ~ブだったのでしょう。 しかし、全日本のトランスポンダーはよかった。^^ このあとUPする記事にある順位も待ち時間なく発表された^^ 続き
by LePetitPrince
| 2005-01-03 13:40
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